2025年7月7日
・8:30〜14:30
・水温17℃
・イワナ×3チビイワナ×1
前回納竿した辺りからスタート。
滝以外は遡行しやすかった。
堰堤続きで分断された流れだけど魚はひっそりと居る。
思ったより手前で水量が減り、山頂目指そうかと思ったが時間がなさ過ぎた。
夏の山はカッパ必須!
タックル
⚫︎ロッド:RMG Spec.2/4.6
⚫︎リール :21カルディアLT2000 HG
⚫︎ライン:ダブルクロスPE 0.6号
⚫︎リーダー:ナイロン4lb1ヒロ
⚫︎ルアー:MIU 1.5g
⚫︎ロッド:テンカラRT27
⚫︎ライン:鬼流テンカラ レベルライン3号
⚫︎ハリス:フロロ3lb
⚫︎毛鉤:パラシュートアント
釣りの様子
今回は前回納竿したポイントからスタートしてイワナの棲む最上流域を目指す。
車止めに着くと乗用車が一台。
うーん、釣り人かも。
とりあえず川の方を気にしながら進んでいく。
ふと足元を見るといつものひっつき虫が…。
こいつは秋頃に発生するかと思っていたがそうでもないようだ。

しばらく進むと何やら足跡らしき物を発見。

一度、川から上がってまた降りていったのだろうか?さらに注意深く観察しながら進むと先行者の姿が。

見た感じ自分より若い。
20代かな?
ルアーとエサのコンビ。
山頂まで行って林道で戻ってくる予定とのこと。
何⁉︎自分と同じプランではないか!
しかし、この先は流れが二つに分かれる。
どっちに行くのかルアーの人に訊いてみた。
どうやら後ろの人の方が詳しいそうなので後続していたエサの人と相談。カバンには年券もぶら下がっていたし名栗にはよく通っているようだった。
『優先してもらって構わないですよ』と言いつつ心の中では自分が入りたい沢とカブりませんようにと願う…。
良かった〜どうやらバッティングは避けられた。自分はここから1時間ほど歩いてから竿を出すと告げた。
別れ際に『お気をつけて〜』と優しいお言葉をいただいた。
林道をズンズンと歩き、ハァハァと息を切らしながら目当てのポイントに到着。
とりあえず朝食を済まして釣り開始。

高低差のあるポイントを細かく探りながら進む。チビ達の反応がちょいちょいある。
最初の堰堤…とは言っても対して水深もないポイント。

一個のポイントが小さいのでなるべく距離をとってルアーを投げるがピックアップ時にうまく枝をかわさないとすぐに引っかかってしまう。

前回の釣行で毛バリに出たポイント。
しかし、反応はない。
釣り開始から約1時間、ようやくヒット。


小ぶりのイワナちゃん。
ちょっと痩せてるような気もするがオレンジの鰭が綺麗。
リリースしてしばらく進むと落とし物を発見。


粉タイプの浮力材だった。
蓋の裏にハケがあって、それをフライにチョンチョンするタイプ。
ササっと使うならジェルタイプかスプレータイプが使い勝手がいいような気もするが。
一跨ぎできる細い流れをすすむ。
たまに現れる掘れた落ち込みに期待するが反応なし。

本日の大場所。
20センチは超えてると思われる魚影を発見。ルアーチェンジしながら粘るが全く動じず優々と泳ぐイワナ。百戦錬磨の個体とお見受けして滝を巻く事にする。

しんどそうな場所だったが辺りを見渡すと残地ロープを発見!ラッキー!
先輩方ありがとうございます!

すぐ左は崖。枝の隙間から遠くが見える。
アドベンチャー感が楽しい。

進むと木に白い帯が巻きつけてある。
何の印だろう?

急斜面を慎重に降りる。
滝からすぐ先に堰堤があった。短い区間だがイワナはいるのだろうか?

落ち込みにルアーを落とすと黒い影が!
すぐに反応は無くなってしまったが小さいポイントでネチネチ釣っててもアレなので先にすすむ。

堰堤を越えると空が薄暗くなり雨が降り出して来た。上流域なので急な増水はないと思うが少々不安。とりあえず様子を見ながら釣り上がる。初場所で無理はしない方がいいし。
先行者の二人の事が頭に浮かんだ。
彼らはどうしてるのだろうか?

薄暗い&雨の波紋で水中の様子はわからないが竿先に集中して巻くとヒット!
ランディングして針を外そうとした瞬間
『キー!!』という甲高い声が。
鹿だ。周辺を見渡すが姿はよく見えない。
釣果への賛美の声なのか、それとも警戒されているのか…。
まぁ、釣り人なんて招かざる客だけど…。

この子は斑点がオレンジ混じりで綺麗。
でも少し痩せ気味なのが気になる。
堰堤と堰堤の間にひっそりと棲むイワナ。
魚にとっては厳しい環境。こうやって釣りが楽しめるのもこの川のイワナ達を大切にしてきた先輩方達の配慮があることを忘れてはいけないと思う。
釣りたい気持ちと守りたいという想い…ここのバランス感覚。

堰堤を越えると雨は弱まり林道も近くなる。
何度か当たりはあるがチビがちょこんと咥えるだけなのでフッキングはしない。

堰堤が続くが巻くのは容易。

林道にぶつかり水路が現れる。

反応なし。
林道に上がりその先を見る。
水量的に魚はいても不思議ではない。
とりあえず12時前になったのでカップラーメンをすする。

可能なら登り切って尾根道まで出ようかなーなんて考えていた。
地図を見ながら時間を計算すると日が暮れてしまいそうなので断念。
とりあえず魚の棲む最上流域まで行ければ…。

林道から一つ目の堰堤。
反応はある。さてこの上はどうだろう?

この上もすぐに2、3基ほど堰堤が続く。
ちょっとした水だまりでチビのショートバイト。ここにもまだイワナはいるようだ。

反応なし。この堰堤が本日の最終堰堤だった。

この先は二俣に分かれてさらに水量が減り小滝が現れる。もしかするとこの滝の上に魚がいるかもと期待がよぎるが疲れも出てきたのでもう一方の筋を探って見る。

わずかな落ち込み。
残念ながら音沙汰なし。
ここで反応がなければ魚はもういないだろう。さっきの堰堤が魚止めのようだ。

自分の中で踏ん切りをつけて戻る事にした。
この先の景観も少し気になるが、また何かの機会があれば歩いてみたい。
引き返す途中、上空から飛行機の走行音が聞こえてきた。なんの機体だろう自衛隊かな?
所沢に住んでいると入間基地が近いので自衛隊機が低空飛行している事がよくある。
せっかくの雰囲気が台無し。

戻りながらテンカラをする。前回パラシュートアントで釣って、その後マテリアルを揃えて自分で巻いてみた。

気になる場所だけ打っていくと小ぶりなイワナが掛かったがバレる…。

思ったより反応はなく、入渓地点まで戻ってその周辺だけ竿を出してみる。

一投目、思った場所に打てなかったので打ち直す。二投目、毛バリが水を含み沈んでしまったのでフロータントを塗ろうとピックアップした瞬間…『ズン!』と竿に重みが!
ラインに変化もなく水面がキラッと光ったわけでもない。突然の出来事で声も出なかった。ほんの一瞬でもピックアップするタイミングが早かったら掛かってなかっただろう。
ラッキーヒットって奴ですわ。
しかも、いいサイズ!
しばらく魚をいなした後、自分から魚の方に近づき慎重にランディング。

20cmオーバーの良型。
小さな沢でこのサイズなら文句なしの大満足。朝イチのルアーで探った時はまったく居る素振りは見せなかったのに…。
何というか、神出鬼没だよね。

そして、納竿。
時刻は14時30分をまわるところ。

車止めまで戻ると朝停まっていた先行者さん達らしき車はなかった。
雨が降った時に引き返したのかな?
釣果が気になる。

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