【導入編】渓流釣り、ルアーとテンカラあなたはどっち?

〜導入編〜
ヨルモゴ
ヨルモゴ

このブログは
「バイクで釣りに行こう!」
をテーマにした
「渓流釣り入門講座」です!
渓流釣りは敷居が高いイメージがありますが、管理釣り場で練習すれば確実に釣れるようになりますよ!

今回は、「ルアー」と「テンカラ」
どちらにしようか迷っている
初心者の方へ解説したいと思います!

それぞれの特徴やメリット、デメリットを
書いてみたので参考にしてください。

これを読めばあなたに合った渓流釣りスタイルが見えてくるはずです!

入門しやすい「テンカラ」

テンカラの道具はとってもシンプル。
竿、糸、毛バリの3つのだけです。

釣り方だって簡単。
毛バリを投げて、3秒流す。
これだけで釣れちゃいます!

テンカラは山奥でイワナを釣って
宿に届ける「職漁師」が行っていた釣り方とされています。

少ない道具でエサを使わず効率よくたくさん釣るためにこの釣り方になったようです。

日本の渓流にマッチしている釣り方だといえますね。

テンカラには「釣れる魚だけ釣れればいい」
という考え方があります。
多くを求めずシンプルな道具と毛バリで
その時に反応してくれる魚だけを釣る・・・

欲深い釣り人には耳の痛い話ですね・・・

基本は粘らずテンポ良く川を釣り上がります。

ヨルモゴ
ヨルモゴ

コツを掴めばすぐに毛バリを飛ばせるようになりますよ!

釣りの幅が広がる「ルアー」

ルアー釣りは一度覚えれば
渓流だけでなく海や湖の釣りもできます。

どのジャンルでも道具の構成は同じ
竿、リール(糸巻き)、ライン(糸)
ルアーの4つで成り立つからです。

これだけ見るとシンプルそうですよね?

でも、それぞれたくさんの種類があって初心者は何を選べばいいのか迷ってしまいます。

テンカラに比べると道具の扱い方や投げ方の練習が必要になりますが、ルアーをコントロールできれば様々な状況に対応することができるようになります。

また、管理釣り場のルアー釣りはとても奥が深く、ルアーの基本を覚えられます。

ルアーで釣れる魚はいっぱいいるので
渓流以外の釣りにも興味のある方はこちらでもいいでしょう。

ルアー釣りのメリット&デメリット

  • 守備範囲が広い
  • 多様なアプローチができる
  • 大物が反応しやすい
  • 練習が必要
  • お金がかかる。
  • エサと毛バリより釣れにくい。

メリット1 守備範囲が広い

ルアー釣りはリール(糸巻き)があるので
近距離から遠距離までルアーを飛ばすことができます。

例えば同じ立ち位置で、近くから遠くのポイントまでルアーを投げることができます。
こうすれば魚に自分の存在を気づかれにくいです。

また上級者になれば手首の返しだけで飛ばせるようになるので、竿を大きく触れないような場所でも有利です。

他にも、川幅の広い中流域では
一投で探れる距離が長いので効率がいいです。

このように、ルアー釣りは様々な状況に対応できます。

メリット2 多様なアプローチができる

ルアーは様々な形、色、重さがります。

水深が深くて流れの緩やかな
淵(ふち)と呼ばれる場所では
川底に魚が溜まっていることが多く
しっかり沈められる重さのルアーを使います。

また、活性が高く
魚が水面を意識してる場合は
水に浮かぶルアーで溺れてる昆虫を演出することもできます。

このように、ルアーの使い分けで多様な攻め方ができます。

ヨルモゴ
ヨルモゴ

状況にあったルアーを使い分けることが釣果アップへの鍵ですよ!

メリット3 大物が反応しやすい

大物が反応しやすい理由としては

体が大きいので大きいエサを好む。

当たり前と言えば当たり前ですけどね。

体が大きい分、必要なエネルギーが増えるので虫ばっか食ってても効率が悪いんですよね。

大物は川底でじっとしてる事が多く
やる気が出ると回遊し始めます。

普段は体力を温存し、少ない運動量で効率よくエネルギーを摂取する。
だから、大きいエサを好む。

だって、米粒をチビチビ食ってられます?
おにぎりでガッツリ食いたいですよね!

ヨルモゴ
ヨルモゴ

大物を狙うならルアーで
釣りましょう!

デメリット1 道具を使いこなすには練習が必要。

ルアー釣りでまず立ちはだかる壁がキャスティング、投げる技術です。

ただ遠くに飛ばすだけなら
難しくはないです。
しかし、渓流では飛距離よりも精度が求められます。

感覚としては、5mから10m範囲の的に輪投げしてる感じですかね(笑)

渓流は障害物も多く
それらを避けて
低い弾道でルアーを飛ばす技術が必要です。

キャスティングが身につかないまま渓流へ行っても、すぐにライントラブルや木の枝にルアーを引っ掛けてしまい、かなりストレスだらけの釣りになると思います。

ヨルモゴ
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キャスティングが決まるようになれば、それだけでも楽しくなりますよ!

デメリット2 金がかかる。

道具を揃えてしまえば長く使えるし、最初だけでしょ?

と、思われるかもしれないですがルアーフィッシングは消耗品が多いです。

ラインやフック、ルアーだって一個1000円で安いほう。
引っ掛けて無くすと結構ヘコみます・・・

さらに釣りの知識が増えると
あれやこれやと試したくなるのが釣り人です。

特にルアーの収集癖がついてしまうとかなりキケンですので注意してください!

ヨルモゴ
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「ルアー?金かかるのは最初だけだよ。」
断言できます。
そんな人いません!

デメリット3 エサと毛バリに比べると釣れにくい。

これは紛れもない事実です。

魚だってバカじゃありません・・・

そもそも、誰でも簡単にルアーで釣れるんだったら苦労しませんよ!

テンカラのメリット&デメリット

  • 上達スピードが早い
  • コンパクトで携帯しやすい
  • コスパがいい
  • 探れるポイントに限界がある
  • 竿を振れるスペースが必要
  • 向かい風だと仕掛けが飛ばない

メリット1 上達スピードが早い

テンカラはリールがないので竿を振ることに集中できます。

ルアー釣りはリールの扱い方を覚える必要がありますし、投げた後も一定のスピードで巻く等、釣るための工程が多いです。

テンカラは毛バリを

打ち込む→流す→打ち込む→流す

この2工程だけです。

ルアー初心者が1投している間に
テンカラは3〜5投はできるはずです。

このように、竿を振る回数に差が出るので
テンカラの方が上達は早いです。

メリット2 コンパクトで携帯しやすい

テンカラ竿は伸び縮み可能なものがほとんど。
40〜50センチ位まで小さくなります。
必要な道具も少ないのでとってもコンパクト、カバンにだって入ります。

積める量に限りのあるバイクでは重要ポイントですね!

メリット3 コスパがいい

テンカラ道具は安ければ1万以下でも揃えることができます。

釣り糸も耐久性があるので1シーズン通して使っても大丈夫!

毛バリも自分で巻けるようになれば、かなり安上がりです。

毛バリ巻きの道具がないうちは、オークションサイトやフリマサイトで探してみてください。手頃な値段で買えますよ。

デメリット1 探れるポイントに限界がある

理由は2つです。

  • テンカラは水面直下の釣り
  • 遠くまで毛バリを飛ばせない

テンカラはオモリを使わないので毛バリが流れる深さは水面からせいぜい10センチ程度です。

沈ませるにはビーズヘッドと呼ばれるオモリの付いた毛バリを使ったり、沈み込む流れにうまくのせるなどのテクニックが必要です。

しかし、これはある程度の経験が必要で初心者には難しいです。

また、あたり前ですが仕掛け以上の距離を飛ばすことができません。

大淵(おおぶち)と呼ばれるような川幅があって深さのあるポイントでは歯がゆい思いもするでしょう。

デメリット2 竿を振るスペースが必要

テンカラの仕掛けは竿と同じ長さにするのが基本。

テンカラ竿のスタンダードな長さが3.6mなので竿を振り上げるには4〜5mくらいはバックスペースが必要です。

これって頭上がかなり開けてないとダメなんです。
スペースがない場所では立て膝で投げたり横投げにしたりするのですが、どうしようもなければ諦めます・・・

これを解決するには竿と仕掛けを短くするしかありません。

なので仕掛けの長さと川の規模がマッチしていないと快適に釣りができないデメリットがあります。

ヨルモゴ
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竿の長さに対して極端に仕掛けを短くすることを
「提灯毛バリ」と言うよ!

向かい風だと仕掛けが飛ばない

テンカラは風の影響をもろに受けます。
これもオモリが付いてないが故のデメリットです。

渓流域ではあまり風が吹き込んでくるところはあまりないですが
開けた場所で風が強いとまともに狙った場所へ打ち込めません・・・

ルアーをオススメできる人

  • 渓流以外の釣りもやってみたい人
  • 道具をカスタムしたりメンテナンスするのが好きな人
  • どちらかというとリリース派の人
  • エサや毛バリで爆釣してる人を見ても浮気心を抱かない人
  • ルアー沼にハマっても溺れない経済力のある人

渓流以外の釣りもやってみたい人

ルアーフィッシングは人気があり一種類の魚にこだわらず幅広く楽しむ人は多いです。

ルアーフィッシングはその市場規模が大きく、釣具屋へ行けばわかりますがほとんどがルアー関連の商品で埋め尽くされています。

実際に、渓流でルアーをする人の中には海や湖でも釣りをする人は結構います。

個人的には渓流からルアーを始める人はかなり少数派じゃないでしょうか?

僕も禁漁期間は管理釣り場に行きますし、一時期はシーバスやクロダイをやってました。

ルアーをやるなら渓流だけでなく、他の釣りにも挑戦してみてください。

道具をカスタムしたりメンテナンスするのが好きな人

ルアー釣りには道具を扱う楽しさ、ルアーを思いのままに動かす楽しさがあります。

ルアー釣りの道具は常に進化し続けていて、そこから新たなジャンルが生まれることも珍しくありません。

渓流ベイトフィネスがそのいい例ですよね。

各社からたくさんのロッド、リール、カスタムパーツなどが売られているので、その中から自分に合った物を選びカスタマイズするのもルアー釣りの魅力の一つです。

どちらかというとリリース派の人

ルアーフィッシングをする人は釣った魚を食べるのが目的ではなく、釣りそのものを楽しむことが目的の人が多いです。

なぜならルアーフィッシングは、魚を騙して釣ることに面白さがあるからです。

ルアーに自ら生命感を与えて、どうすれば魚が口を使ってくれるのか?どこに魚はいるのか?

常に考えることを要求されますが、自分の理論が釣果として現れた時は素直に嬉しいです。

釣れたではなく釣った一匹は、釣り人にとって価値があり、納得できる一匹なはず。

だからルアーフィッシングをする人は魚を釣り上げればそれで満足。お腹いっぱいなんです!

持ち帰るには準備も必要ですしね。

最初の1匹を諦めない人

管理釣り場でルアーをしていると、自分は釣れてないのに隣はフライやテンカラでバンバン釣りあげてる・・・といった状況になることがあります。

「エサや毛バリほど釣れない事は分かっているんだ!」

「でも、やっぱりエサかテンカラにしようかな・・・」

なんて考えが頭をよぎったりします。

まぁ、人は失敗を恐れる生き物なんでしょうがないんですよね。

最初の一匹が遠くても諦めない根性が必要かもしれませんね。

ルアー沼にハマっても溺れない人

ルアーを買い出すとキリがありません。

特に初心者は、自分の釣りスタイルが確立していないし経験もないので、ネットの情報に踊らされ易いです。

釣りYou Tuberがおすすめしてるルアーを見ては「これなら俺でも釣れるはずだ!」とポチったり。

「魚が釣れないのは状況に合ったカラーセレクトができてないからだ!」と言って同じルアーの全カラーを揃え出したりします。

釣りはギャンブルと似てます。中毒性高いです。身を滅ぼさないよう適度に遊びましょう!

テンカラをオススメできる人

  • とにかく持ち物をコンパクトにしたい人
  • 釣りはとりあえず渓流だけにしようと思っている人
  • 初期費用を抑えたい人
  • フライフィッシングにチャレンジしてみたい人
  • キャンプや登山、山のアウトドアが好きな人

とにかく持ち物をコンパクトにしたい人

コンパクトに持ち運べればバイクに積むときやキャンプ道具を背負って川を釣り上がる際に便利です。

また、仕掛けを結んだまま仕舞えてすぐに取り出せるのでポイントを移動する時に道具の出し入れが楽でいいです。

なので、険しい場所で両手を使う場面ではその機動性が発揮されます。

本格的な沢登りをする人が、釣りの手段としてテンカラを選ぶのはこの理由からです。

キャンプや登山、山のアウトドアが好きな人

テンカラをする人は釣りが好きというよりは
山や川、自然の中に身をおくことが好きな人
と言った印象がありますね。

登山やキャンプ、山菜採りにきのこ狩り
山遊びが好きで釣りに興味を持った人も多いはずです。

テンカラは
半分釣り
半分川あるき
みたいな感覚で楽しめます。

ルアーのように

「キャストしてルアーが着水したらカウントダウンで魚のフィーディングレーンに・・・」

どうでもいい

川を歩きながら無心になって竿を振り続ける・・・

これがいいんですよ、テンカラは。

初期費用を抑えたい人

渓流釣りで必要なウェーダー、ウェーディングシューズ、ベストなどを揃えると
結構お金がかかります。

釣具よりも装備にお金をかけた方が良い
と言う意見もありますし
快適さや安全面からもあまりケチりすぎない方がいいです。

テンカラ道具は1万円ほどの物でも十分釣りになるので、少しでも低予算で始めたい方はこちらがいいでしょう。

ヨルモゴ
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僕は最初ケチって通気性の良いスニーカー履いてました(笑)
ある時、魚とファイト中に思いっきりズッコケてシューズを買う決意をしました!

フライフィッシングにチャレンジしてみたい人

フライフィッシングはテンカラよりも繊細で
キャスティングに練習が必要です。

僕はフライは未経験ですが経験者の方は
「キャスティングの基本は同じ」とのこと。

なので、テンカラで経験を積んで
フライフィッシングに挑戦するのもアリだと思います。

ヨルモゴ
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テンカラ毛バリが巻けるようになれば
フライで使う複雑な毛バリも巻けるようになりますよ!

どっちが釣れるの?

結論から言うと・・・

管理釣り場では毛バリの方が圧倒的に初心者は釣れます!

自然渓流では臨機応変に対応できるルアーに分がある!


では、その理由を解説します。

ルアーをエサだと思っていない!

まず、ヤマメやイワナはルアーをエサだと思っていません。

「じゃあ、なんで釣れるの?」

ってことなんですけど
これはあくまで持論ですが・・・

好奇心や威嚇でルアーにアタックしてるからです。

魚には手がないのですよね?とりあえず口で咥えて
食べられる物なのかを判断していると推測できます。

ですから、管理釣り場では一度釣られたり同じようなルアーばかりをみると
これはエサではないと学習してしまい、見向きもしなくなってしまいます。

もちろん毛バリも見慣れてしまえば魚は反応しなくなりますが
こちらは魚が食べてるものに近いし、捕食しやすいので騙しやすいと言えます。

ルアーは状況変化に強い!

かわって、自然渓流ではその日の状況によって魚の活性は様々なので
それに合わせた釣りができれば毛バリよりもルアーで釣り勝つことが可能です。

例えば、水温が低い時期はルアーは厳しいと言われますが、
川底にしっかりルアー送り込み、ゆっくりした動きで誘えれば釣れることもあります。

また、活性が低くてエサを積極的に追わなくても、変則的な動きやルアーのきらめきで
反射的に口を使わせることができます。

このように、管理釣り場では魚を騙しやすい毛バリがよく釣れて
渓流では臨機応変に対応できるルアーに分がある
と言えます。

まとめ

以上、ルアーとテンカラ
魅力や特徴について解説してきました。

それぞれの長所短所をまとめると

テンカラは竿の長さによって快適に釣れる場所が限定されるが
シンプルで入門しやすく上達が早い。コンパクトで機動性が◎。

ルアーは上達するのに時間がかかるが
守備範囲が広くて様々な状況に対応できる。


どちらの釣りも奥が深く
楽しい釣法ですが、強いて言うなら・・・

山遊びが好き!釣りにも挑戦してみたい!

だったらテンカラ!

ルアーフィッシングってカッコイイ!
いろんな魚を釣ってみたい!


だったらルアー!

と言ったところでしょうか・・・
参考になればうれしいです。

ヨルモゴ
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ちなみに僕はルアーとテンカラ一緒にはじめました。

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